2013年11月24日日曜日

~~ 寒風山制覇 ~~ 2013年の走り納め

冬も近づいた11月16日、今シーズンの走り納めを職場の先輩とした。
早速慌てんぼモード全開。待ち合わせ場所に向かう途中にドリンクボトルを忘れたことに気付き家に引き返す。「今日はあんまり、いいことないのかな?」とか思いながら待ち合わせ場所に。
まぁ、男鹿方面に軽く80kmくらい走って、昼は、船越のそばやの有馬か、船川の省吾あたりで喰って、フクシマのコロッケでも腹に入れて来たらいいな、と思っていた。
ところが、船越の防潮水門から姿が見える「寒風山」を目にした、先輩のTさんが、「さ、向かうど!」と。
「まぢなのかぁ?」と思いながら目的地に確定してしまった「寒風山」に向かう。途中、道を間違ってかなり遠回りしてしまったが、何とか登り口に辿り着く。登り口交差点で、上着を脱ぎスタンバる。
近くの看板には「寒風山パノラマ展望台まで3km」と。Tさん曰く「3kmしかねぇがら、楽勝だべ!」と
自分は二年前に、最初の坂で気持ちが折れてしまい、速攻で下ってきた過去がある。そして、Tさんはまだ、フロントをアウターのままであった。 「まぢにこの人は登るキモチあんのか?」と思った。信号が青になり、いざ坂に!
二年前と変わらない坂に気が折れそうになる。Tさんが先頭を切ったのだが、長丁場になりそうなんで自分のペースで漕いだ。
二年前、気持ちが折れてしまった場所はクリア。頭の中で自動車を運転した時のレイアウトコースを思い出しながら漕ぎ続ける。
「この次は右に曲がって坂がある」「石材店の辺りは平坦だったような」「左に曲がれば勾配がキツイ」とか、記憶の引き出しを探す。記憶の引き出しも、自動車免許をとったばかりの記憶なんで引き出しも、かなり渋くなっていることは否めない。
「この左カーブの急勾配を過ぎれば初めの駐車場があるはずだよな」と思い漕ぐ。記憶は確かだったが、予想以上の勾配でキモチが折れそうになる。ギアはもう一番大きい、後はない。スタート時点で「心拍数が190を超えたら止める、でもそれ以外は足をつかない!」と宣言した以上、漕ぎ続けるしかない。
平らな駐車場らしき場所が遠くに見えてきた。駐車場目掛けて平均時速9kmで漕ぎ、駐車場に到着。立ちゴケもせずに自転車から降りる。
目の前には青空というキャンバスに自由気ままな絵を書いているパラグライダーがいる。「本当に寒風山に登ってきたんだな!」と実感。

しかし、頂上まではまだまだある。遠くに見える日本海は美しい。汗を脱ぐっているとTさんが到着。うー、長がった。どごまで続くが不安だったども、オメの姿見えたがら、何とか来れだ」「と。
ハッキリ言って、ここは一人では来れなかった。自分もTさんがいたから登って来ることが出来た。達成感の中、色々なアングルで写メる。写メっていると、青空を纏った頂上展望台が目に入ってくる。
「ここは、行くべきか、帰り道もあるので勇気ある撤退をするべきか?」と考えていると、「やっぱ、頂上展望台は無理だべ。これは来年まで、宿題だな!」とTさん。

うーん、それも一理あるが、敵前逃亡ていうのも、今シーズン最後にしては名残惜しいような気がした。
激しい運動のあとは、当然腹が減る。ここを、下ってから飯にするか迷ったが、結局、ここまで、来たのだから、記念にレストハウスで飯を食うことにした。鰰丼が一押しとのこと。自分は基本的に鰰は苦手だし、昼はどうしても汁物を欲してしまうので、鍋焼うどんにしてみた。普通は鍋焼うどんの方が遅くくるのだが、鰰丼の方が遅く来た。腹が空いていたので、熱さも関係なくあっという間に、鍋焼うどんを平らげることが出来た。

帰りのコースで、嬬恋峠を下って帰るか、このまま来た道を帰るかで、少し揉める。自分は五時まで帰らなければならない用事があるので、嬬恋峠を降りればタイムアップは確実なんで、来た道を帰りたい旨を話すと、「さぁっ、展望台まであど少しだべ!あそこさ見えるねがぁ!行ぐど!来年、来れるがわがんねぇしな!」と 。
確かに「来年来れるがわがんねぇし!」その通りなのである。仕方ない、毒を喰らわば器まで?ではないが、Tさんのコトバにノせられ、レストハウスの席を立つ。勘定をしながら店員のかぁさんと少し会話をする。

「夏だば、週末になれば、学生の人達、普通の自転車で登ってくるがら、あんだがたの立派な自転車だば大丈夫だ。少し、あそこの辺りは坂ッコキツいども大丈夫だべ!頑張ってな!」と労いの詞をもらう。普通の自転車でここまでとは。まぁ、途中で押して来るのであれば可能であると思うが。
一気に展望台には到達出来ないので、まずは嬬恋峠を目指す。見た目より勾配は緩く、あまり心拍数を上げずに到達。
Tさんもすぐに到達し、次の駐車場を目指す。ここは勾配、角度もキツい。ブラインドコーナーの勾配は予想もつかない。嬬恋峠の駐車場から、左右を確認して、少し助走をつけながら登る。勾配もキツいがコーナーの角度もキツい。対向車は降りてくるし油断ならない。ダンシングをしながら登っていると、心拍数は185を越えた。
先ほど、食べたうどんが上がってそうになりながら、シフトダウンをすると、もうギアは最大に。何とか漕ぐしかない。「あと、もう少しで休める!」と気合いを入れながら漕いで駐車場入口辿り着く。Tさんが来ない、もしかして、「倒れているのか?」と思い、引き返そうとしたら赤いヘルメットが見えてきた。
Tさんは汗だくで「うわぁ、来たぁ!」と。ここからの風景でも十分なのだが、目標は頂上のパノラマ展望台。ここでの休憩はほんの少しで、残りの坂を登る。短く見えるものの、またもやブラインドコーナーが一ヶ所。選択出来るギアが無くなることを覚悟で登った。
ブラインドコーナーはあまりきつくなく、頂上に辿り着く。もう、30年近くこの場所には来ていない。自動車の免許をとって、二、三年目には来たような気がする。まさか、二十数年後に自分の足で登ってくるとは夢にも思わなかった。頂上はまさに360度パノラマ!「いいなぁ!」と思う撮影ポイントには、必ず車が。駐車禁止なんだけれどなぁ。


Tさんは撮影で大わらわとなっていたが、自分は、ここまで自転車で来ることが出来た達成感で十分だった。DCキャンペーンのせいなのか、展望台の前に立っている従業員が、気をきかせて写メを撮ってくれた。昔はこんなことはしなかったな。「おもてなし」が浸透してきたのかな。
体も冷えてきはじめたので、そろそろ下山モードに入る。「こんな馬鹿なことしている時って、必ず知人と顔合わせるんだよな。」と二人で話してから、四、五分後に上司と会う。あっちが焦っていたようだった。「まさか、こんなところに自転車で来ているなんて思っていなかった」と。
上司と別れて下山を始める。あんなに苦しく、暑かった道も、突き刺さるような寒さが見に染みてくる。たった3kmの下りなのだが、ブレーキングしながらの走行は結構手にくる。帰り道の船越水道で往路ルート選択ミス に気付く。行きはなんて、大きな回り道をしたんだろうかと。10kmはロスしたかも。帰りは追い風でケイデンス、心拍数があまりあがらないままで平均30kmペースで漕ぐことが出来た。
2013年の走り納めには、納得できたものであった。「来年も頑張るぞ!」と思った一日であった。一つだけ、残念なことは帰りの途中で信号待ちで立ちゴケしたことかな。

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