2014年9月29日月曜日

2014年の八月は酷暑日が多くなく、過ごしやすい夏となった。今年も昨年と同じく、酒田のレースから始めた。次は芭蕉レース、本当は釜石はまゆりに行きたかったが、エントリーが間に合わず、Mt.鳥海バイシクルクラシックに参加できる脚力でもなかったので、同じ開催日の鰺ヶ沢白神に参加した。


前日入りした。初参加なので一応コースの下見をする。バイクコースは噂通りの山登り、10km手前で男鹿の茶臼峠(男鹿側)が出現し、12kmくらいで茶臼峠(秋田側)が出現。折り返しまでの5kmは寒風山クラスの斜度に。



「何とか出来るだろ。」と思い、ランコースの下見に。ランも折り返しまで5kmはひたすら登り、復路はひたすら降る。この斜度もハンパなものではない。あまりの凄さに笑うしかなかった。



夕方の競技説明に出席。警察から「事故は決して起こさないように!事故が発生した場合は来年度からの開催は出来なくなる!」と若い巡査から強気の発言。大会事務局より、「バイクパートで、昨年、自動車を追い越す際に暴言を吐いた選手がおり、苦情となりましたので、今年は決して、そんなことがないように。」と。 えーっ、自動車追い越すくらいの速さのヤツしかでないのか!このレースは!おまけに車両通行止にはなっているが、地域住民はある程度、通行可能とのこと。そして、今年は通行止地域で葬式があるので、車両の往来が例年より多くなりそう、との説明。 「こりゃ、どエライレースにエントリーしたもんだ!」と思っても、後には退けない。宿に帰っても、中々寝付けないままレース当日を迎えた。 早めに会場入りして、ウォーミングアップを開始。昨日の最高気温32℃とはうって変わって、涼しめの朝となり、最高気温は27℃くらいとの予報。 海を見ると、中々波が高い。「これくらいだったら大丈夫」と思ったが、コースレイアウトが直線二往復という、離岸流の影響をモロに受けて、蛇行覚悟の苦手なコース。「これは、芭蕉レースのタイムプラス10分はかかる。」との予想。



トランジットタイム短縮に向けペダルに細工をする。しかし、周りは何もしていない。よく見るとトランジッションエリアから乗車ポイントまで、20mくらいしかない。「あまり意味がないようだな」と思いながら、開会式のアナウンスを聞く。益々、波が高くなってきた。スタート10分前にウエットを着る。そして海に入る。中々のサイズの波。サーフィンで言えば、膝ちょっと下のサイズくらいまで高くなっていた。湾の中なので、ある程度潮の流れが発生している。これを読めなければ、スタート地点には行けない。普通に入ろうとすれば波に押し戻される。潮を読めない参加者が多かったようだ。「地元民だったら、潮の読みくらい出来て当たり前だろ」とか思った。波の高さのおかげで、スイムの距離が半分に変更。 今年は結局、個人参加では、正統なオリンピックディスタンスはできなかった。 強風の中、地元?参加者のシュプレヒコール?でスタート時間までテンションアップはフローティングスタートでは当たり前なのかなと。 カウントダウンは強風&高波で聞こえにくく、周りが泳ぎはじめてから、やっとスタートを知る。 スタート後は適度なバトル。参加者が150名程度なのでそれほどでもなかった。しかし、波の高さが高く、普段のツーストローク・ワンブレスでは辛くなってきたので、ワンストローク・ワンブレスで進む。離岸流の箇所は予想以上の高さになるが、太平洋ほどのパワーは無かったようだった。一回、往復を区別するワイヤーを超えて、復路側に入ってしまったが。 今回は短縮されたが、どう考えてもスイムの距離は1.5kmで済まないような感じが。地元のOさんが言っていたとおりだった。 スイムが終わり、バイクトランジッションに向かう。浜に上がる途中で競技補助員が「まだ20分たってねぇな。」とのつぶやきが耳に入った。このコンディションで20分以内は結構いけると思った。トランジッションまでの距離がかなり長い。ランニングは止めて歩く。バイクラックにたどり着き、ウェットスーツを脱ぐが、相変わらず脱げない。保温性は最高だが着脱は大変なんだよなフルスーツは。この間に後続から、かなり抜かれていたようだった。



潮風に乗りながら、一路、往復ポイントの山頂までペダルを回す。町中をつっきり山頂に向かうのだが、地方都市ってどこも同じで、繁華街であろう通りはシャッター街になっていた。通りのギャラリーは少なかった。 集落の中の4m道路はカーブが多く、なかなかスピードにのせることが出来ない。県道に入ってから、自分のペースでペダルを回すことが出来た。いつもの自分のサイクリングコースと同じような風景が続く。メインディッシュの10%の坂まで、10人くらい抜いたような記憶があるが、バイクパートで23人に抜かれていた。ワースト記録を更新した。たぶん、抜いたのはリレー参加者が多かったのだろう。 片道20㎞のうち、10km地点で茶臼峠船川側が現れ、13㎞くらいの地点で茶臼峠秋田側が現れる。13㎞くらいの地点でアウターからインナーにチェンジするとき、チェーン落ち発生。やはり、ショップのKさんに言われたとおり、チェーンの寿命が近いようだ。すぐに直してペダルを回しメインディッシュの坂に向かう。



10%の坂の入口では、後ろには誰もいなく、卵大にしか見えない前走者がいるだけ。追いつけるような気持ちはあったのだが、前走者は益々、小さくなっていく。そうこうしているうちに、トップが折り返してきた。気合いを入れなおして、ひたすらペダルを回す。折り返し点が目に入る。そこまでの短い坂が結構きつい。折り返し点では、ボランティアのばーちゃんたちがドリンクを差し出さしていたが、自分のボトルで間に合うので取らなかった。 復路は下りだけというものの、若干、アップダウンはある。上りで女子選手から抜かれる。こんな時に変なプライドが顔をだして、抜きにかかった。すると抜かれた女子は抜き返す。これは「やばい、無駄に足をつかってしまう!」思い、ドラフティングギリギリの距離で走行する。下りはブラインドコーナーがあるので、安全第一で。時速60kmくらいでも、前の女子選手に追いつけなかった。彼女はどれくらい出していたのだろうか。 坂を下って気づいたのだが、上っているときは平地だと思っていた場所は、緩やかな登りだったということ。やはり、20kっも上りっぱなしだと感覚が麻痺してくるのかなと。 集落を過ぎて、町中に入った。ホテルの従業員が、びっくりすくらいの大声で「ほれぇぇ!がんばれ!」と声援をくれた。トランジッションまでのだれた心に気合いを注入してくれた。メインストリートは出るときより、ギャラリーが増えていた。ばーちゃんたちの声援に送られながら、トランジッションに向かう。 バイクの数を確認すると、半分くらいしかラックにかかっていない。急いでソックスを履き、シューズに履き替える。こんな時にうまくソックスが履けない。シューズを履き、キャップを被りランに挑んだ。このころから、風が強くなってきてキャップを飛ばされてしまう。このレースはトランジッションで微妙なタイムロスが発生していたようだ。 本部前を通過して折り返し地点まで、ひたすら走る。片道上りのランコースこそ、このレースのメインディッシュだった。折り返しまでの間で一人に抜かれる。そして、抜いたり抜かれたりしていた後続の選手に運動公園に向かう下り坂で決定的な差をつけられてしまう。そこからは一人旅に。下りが続いたあとの運動公園を出てからの上りはきつい。信じるのは自分のみだ。 この季節に最盛期になる葛の花が、コース上に落ちていて、甘い香りが漂う。この甘い香りが、ランの目標50分きりを完走に変えてしまった。 エードステーションの「お帰りなさい!ゴールはもう少しだよ!」の声援は心に響く。特に「お帰りなさい!」は。 最後のスポンジを手にする。下りの走り方を人に聞いていなかったので、下りは変にブレーキをかけた走りをしてしまい、後半は足が動かない感じだった。残り2km地点で、颯爽と下ってきた女子選手から抜かれる。並走、追走をする間もなく。 結局、ランでは一人も抜くことが出来ず、3人に抜かれた。 山道が終わり、海岸線に入る。ゴールはあとわずか。このところ、ゴール間際にリレーチームの邪魔が入り、綺麗?なゴールを迎えていなかった。案の定、後ろの選手はリレー参加みたいだったので、最後の力を振り絞ってゴールテープに向かった。



ゴールタイムは2時間46分32秒。スイムが短縮されなければ、3時間ちょっとかなと。ゴール直後は、達成感はあまり感じられなかったが、じわじわと達成感が大きくなる。 バイクのみではじぶんおサイコンで1時間28分、ランは51分40秒。あの運動公園での弱気が目標を達成できなくさせたようだ。 この鰺ヶ沢白神トライアスロンはトライアスロンの名の陰に隠れたバイク&ランのヒルクライムは中毒患者が出るのも頷ける。来シーズンは、釜石か鰺ヶ沢か迷ってしまうのかなぁ、と思った2014年の夏

0 件のコメント:

コメントを投稿