2018年5月24日木曜日

平成最後の登悶絶斉「ノボリモンゼツサイ」春の陣 、その壱-3

二周目までは前後のランナーが確認できた。まだ元気があるので「さぁ、御一緒なヤッホー」の看板の所でやまびこを楽しんでいるランナーはいた。自分は体力温存でやらなかったけれど。
二周目は想定外の快調。二周を終わった時点でギリギリでキロ8分台後半をキープ。これは五時間代いけるのか?と思いながら3周目に。
やはり、斜度がキツイ坂でのペースは目に見えてダウン。少しでもタイムを短縮したいのでエードはスルーして下り坂をひた走る。
予定ではハーフの部のスタートより早くスタート地点に着く予定だった。案の定、目に見えない疲れの蓄積で思うようにピッチは上がらない。ハーフの号砲は最後のゲレンデで聞く。
三周終わった時点でラップを確認すると、キロ8後半まで低下。想定外のタイムダウンにびっくり。
といっても、体力不足&経験不足ではキロ9までタイムの落ち込み。想定出来ない疲労はもう二周は続く。このレースのいいところは周回コースなので、フィニッシュタイムは、良かれ悪かれ、ある程度予測できることが良い。
三周目はエードに寄らないで、ほんの少しのタイム短縮。勿論、本部前のエードもスルー。
三周までは勢いで挑むことが出来たけれど、それ以降は気合いのみで足を運んだ。
キツイ斜度の登りでも「辞めたい」っていう気持ちは起きなかったが、心拍は大丈夫でも何しろ足が動かない。
それより、下りでの大腿四頭筋へのダメージは半端なかった。100kmマラソンの80km以降みたいなダメージ。
やっぱ、5周目が一番キツかった。ラストの周回は気力のみ。5周目までは登りの途中で休むことはしなかったが、ラストは安全を考えて、緩い斜度は「30歩歩いたら一分休憩」キツい斜度は「20歩歩いたら2分休憩」というリズムに。
最後のエードで「もう、ここに来る必要は無いんだよなっ!」って思いながら、スポドリを喉に流し込む。
心なしかラストの下りは短く感じる。
一つ目のゲレンデでは大腿四頭筋が悲鳴を上げている。でも最後なんだ。
シングル気味のトレイルで前方のランナーから譲ってもらう。彼は一周遅れだったみたい。右に沢の流れる音、杉木立の香りをもう嗅ぐことは出来ないんだよな、とか思いながら走り、時計に目をやると7時間突破は確定的。6時間半突破もいけそうだが、最後のゲレンデのダメージを考えるとなぁ。。
そうこうしているうちに、最後のゲレンデに突入。フィニッシュ地点が見えているのにここの斜度はキツい。蛇行して降りてもかなり厳しくなってきた。最期の力を振り絞り、何とか下り抜いた。

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