三周目、昨年は楽々クリアした。しかし、今年は地獄に。。。
ホーム付近のコールを聞いたあと、コーラとレモンを一摘まみしたあと、三回目の水を頭被りして、走り始める。
何だか、緩斜面ゲレンデは地面から、もヮーん?と微妙な熱気が放たれ始めた。
「何か、やな感じだよなぁ」って思いながら、一つ目の急坂に挑む。二周目のときに追い越したハイキングペアのヤングミセスとお子ちゃまが降りてきた。ヤングミセスから「お疲れ様です!」と言われ、元気をもらったのも束の間。装着していた水ボトルとオリジナルのエナジー系ドリンクの入れ替えをしたあと、ダルさが覆い被さってきた。
一つ目の急坂後半で、頭がクラクラして視界が段々狭くなってきた。
「やべぇ!これって熱中症なのか?」って。
四周目に入る前に、白旗上げるか、倒れるまでつき進むか、頭のなかで戦いが始まった。
ギリギリでフィニッシュしても、帰り道は160kmの運転。事故る可能性だってある。
エードで復活出来なかったらDNFと心に決めかけたときに、後続の気配が多くなってきた。55歳以上の選手と32番さんと33番さんが追い付いてきた。
32番さんは、ドリンク類を背負っていない!
覚悟が凄すぎる!鰺ヶ沢トラのデビュー戦で追い越された時のような気迫だった。
結局、二つ目の激坂で32番さんと33番さんに先を譲った。
「もはやこれまで!」と思いながら、つき進み、頂点で監察しているスタッフへ「俺ってホントに去年、6回まわったんだべか?おかしいヤツだよな。信じられないっ」とか云ってみた。
エードでは、31番、32番、33番が仲良く休憩。32番さんが出発。それに続いて、33番さん自分も続く。無理せず歩いて下っていくと、不思議なことに狭くなった視界は戻り始める。頭の中で回復要因を考える。
「コーラと食い物で復活?」ということは、ハンガーノックだったみたいだ。
結構、調子が戻ったので走りはじめた。33番さんを追い越し、32番さんに追い付く。
星野リゾート付近で追い越し、何とかエイジカテゴリーのトップを奪回。
実力的にはほぼ互角で、一番軽装な32番さんの追走が怖い。ここまで復活したら、一番でなくてもいいから入賞はしたい。
そのための第一条件は完走。少しでもキツイと思ったらペースダウンし、地獄ような三周目をクリア。
~~~その三へ続く~~~
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