2019年9月24日火曜日

令和初の狂走極秋の陣その参

今年は稲刈りが早いようだった。いつもは田圃のなかの一本道なのだがな。16エードでもスイカを出している。思わず手が伸びる。ほんとは次の私設エードのスイカが最強なんだけれど浮気しちまった。
 このエードは一本道の半分、まだまだ修行は続く。
 右カーブまでの距離は(えー、こんなに長かったっけ)相変わらずメンタルにダメージをくれる。
 不安定なリズムの太鼓の音が低く聞こえてきた。「確か、おっさん太鼓を叩いていたよな!」って。
 スイカまでもう少し。
 私設エード到着。修行は終わった。
「ここのスイカ喰わなきゃ、レース終わられないで!やっぱ、うんめぇ最高だ!」って言うと
「あだりめだ!この日のために、遅く植えているのだもの!」って母さんが。
「ほら、まだまだそごさあるなだ!」って、指差した方向を見ると、丸くはなく、円筒形に近い感じになったスイカがゴロゴロ。
毎年、利益なんて意識せずに、この日のために作ってくれているなんて!
 2切れ食べて、18番エードに向かう。やっぱ雨の天気予報のせいか、人がたくさんいる駅前には、ほとんど人が居なかった。ここではいつも「どこから来たの?」って聞かれていたが、今年は無し。
 18番エードに到着。ここまで来ると、精神的に安心する。ラスト89kmなんだから。
 でも、足の裏痛みは続いている。大腿筋、ハムスト、脹ら脛の痛みは初チャレンジの時と比べれば大したことはない。
 サプリメントのベスパ注入で気合を入れ直すが、安定の不味さ(〃´o`)=3
足裏の痛みがどこで爆発するか、それともギリギリ走ったままいけるのか不安を抱えて、
走り始める。
   走り始めてすぐに、勾配のキツい登りが待ち構える。ケツ筋を意識して走る。いきなり後ろから小石が転がってきてビックリ。後続ランナーが謝って蹴ってしまったみたい。
  内陸線の踏切を通過すると、19エードまでは登りが続く。ここでもケツ筋を意識して、速度が上がらないまま淡々と。
 19エード到着。ここでMKさんが追いついてきた。話がながら進んでいくと、レース前の体調は最悪だったとのこと。
「最後のアップダウンは走っていくことはできないから、ローソンまでは付き合います。」と。ローソン過ぎで別れて、最後のひとり旅に。
~~~四へ続く~~~

0 件のコメント:

コメントを投稿